米株erです。
今回はノルウェージャンクルーズラインホールディングス(NCLH)の銘柄分析を掲載します。
ノルウェージャンクルーズラインホールディングスは、ノルウェー、オセアニアクルーズ、リージェントブランドを運営するクルーズ会社です。宿泊施設、複数のダイニング施設、バー、ラウンジ、スパ、カジノ、小売ショッピングエリアを提供しています。
同社は半分ほどの船で食事時間の決まりやドレスコードのない「フリースタイルクルーズ」を採用しており、カジュアルなクルーズを提供しています。また残り半分ではより高級志向のクルーズも提供しています。
このノルウェージャンクルーズラインホールディングスについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
ノルウェージャンクルーズラインホールディングスはどんな会社?
| 会社名 | Norwegian Cruise Line ノルウェージャンクルーズラインホールディングス |
| ティッカー | NCLH |
| セクター(GICS) | 一般消費財・サービス |
| サブセクター(GICS) | ホテル・リゾート・クルーズ船 |
| 設立年 | 1966年 |
| 本社所在地 | アメリカフロリダ州マイアミ |
| 社員数 | 31000 |
| 上場市場 | NYSE |
| 指標 | NASDAQ-100 component S&P 500 Component |
| 決算月 | 12月 |
| 連続増配年 | なし(無配) |
ノルウェージャンクルーズラインホールディングスの業績は?


売り上げも利益も順調に伸びています。クルージングということで船への投資が大きくなりますが、NCLHは残り1年ほどで大規模な改修を完了させるため、今後さらに利益率が高くなっていくとみられます。
ノルウェージャンクルーズラインホールディングスのキャッシュフローは?

キャッシュフローも順調に増えています。船の大型改修のためにフリーキャッシュフローがマイナスになっているタイミングがありますが、今後は増えていくことが見込まれています。
ノルウェージャンクルーズラインホールディングスのバランスシートの健全性は?

健全です。債務比率は十分低いですが、今後も低下が見込まれます。流動比率は低めですが、NCLHは年々船のキャパシティを増やして売り上げを拡大させており、問題ないレベルです。
ノルウェージャンクルーズラインホールディングスの配当や自社株買いの推移と株価の推移は?
無配です。自社株買いもあまり安定して行っているわけではないようです。ただし、前述の通り大規模な船の改修完了が近づいており、余ったキャッシュを還元してくれる可能性はありそうです。
ここ1年ではこれまでにない大きさの自社株買いを行っていました。
所感
NCLHは2013年にIPOで上場した比較的新興のクルーズ会社です。しかし、上場後順調に売り上げと利益を拡大しており、安定成長しています。
また、最近の原油安やアメリカ経済の好調は燃料費の低下やクルーズ客の増加につながり、今後も伸びしろが十分にありそうです。




コメント