米株erです。
今回はシグナ(CI)の銘柄分析を掲載します。
CIGNA社は1792年設立という老舗の保険会社です。アメリカ及び世界に医療、歯科、身体障害、生命や事故保険商品を提供しています。大部分は企業や政府組織、組合、協会などの団体を通じて保険を提供しています。
このシグナについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
シグナはどんな会社?
会社名 | CIGNA Corp. シグナ |
ティッカー | CI |
セクター(GICS) | ヘルスケア |
サブセクター(GICS) | マネージドヘルスケア |
設立年 | 1792年 |
本社所在地 | アメリカコネチカット州ブルームフィールド |
社員数 | 46000(2017年) |
上場市場 | NYSE |
指標 | S&P 500 component |
決算月 | 12月 |
連続増配年 | なし |
シグナの業績は?
売り上げは順調に上がっています。営業利益の情報は得られませんでした。EPSも上がっており、ROEも高い水準を維持しています。
シグナのキャッシュフローは?
キャッシュフローも順調に増えています。
営業キャッシュフローマージン(売り上げに対する割合)も悪くありません。
シグナのバランスシートの健全性は?
負債比率は低く、安定しています。流動比率は情報がありませんでしたが、安定的な月額費用を得られる保険会社という性質上、流動比率が問題になる可能性は低いと考えられます。
TTMで負債比率が上がっていますが、これは2018年3月に薬剤給付管理会社のエクスプレス・スクリプツ・ホールディングを買収することが決定したためです。
シグナの配当や自社株買いの推移と株価の推移は?
配当は常に一定のため、業績の向上と共に配当性向は下がっています。
この株に投資をする場合、値上がり益に期待したほうがよさそうです。
株価は2018年後半の株安の中でも比較的堅調です。12月に下落していましたが、末から新年にかけて持ち直してきているようです。
所感
シグナは主に団体経由で提供される保険会社ということもあり、安定した収益が見込める事業となっています。
前述したエクスプレス・スクリプツ・ホールディングの買収は製薬会社への価格交渉力を強め、薬品価格の引き下げから保険支払いの減少、保険料の引き下げによる競争力の強化を狙ったものです。
配当はないですが、長期的な値上がりを期待するなら、こういった安定銘柄も良いかもしれません。株価はさかのぼれる限りでは1982年ごろには2ドル程度だったところから現在は200ドル近い水準にあり、100倍になっています。
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