米株erです。
今回はテレダイン・テクノロジーズ(TDY)の業績・配当をグラフ化し掲載します。最後にリアルタイムの株価チャートも掲載します。
Teledyne Technologies Inc.は、産業市場向けの技術を販売しています。Teledyneの収益の約4分の1は、米国政府との契約によるものです。同社は、計装、デジタルイメージング、航空宇宙・防衛エレクトロニクス、エンジニアードシステムの4つのセグメントで事業を展開しています。計装部門は収益の最大の割合を占めており、主に海洋および環境アプリケーション向けに監視機器を提供しています。デジタルイメージング事業は、産業、政府機関、医療機関向けのイメージセンサーやカメラなどを提供しています。航空宇宙・防衛エレクトロニクス分野は、航空機向けに電子部品や通信製品を提供しています。エンジニアリング・システム部門は、防衛、宇宙、環境、エネルギー分野のアプリケーション向けにソリューションを提供しています。
Wikipediaから引用・翻訳
このテレダイン・テクノロジーズについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
テレダイン・テクノロジーズはどんな会社?
テレダイン・テクノロジーズの基本情報は以下の通りです。
| 会社名 | Teledyne Technologies テレダイン・テクノロジーズ |
| ティッカー | TDY |
| セクター | 資本財・サービス |
| サブセクター(インダストリー) | 航空宇宙・防衛 |
| 設立年 | 1960年 |
| 本社所在地 | 1049 Camino Dos Rios, Thousand Oaks, CALIFORNIA, US |
| 社員数 | 11,790人 |
| 取引市場・採用指標 | NYSE: TDY S&P 500 component |
| 決算月 | 12月 |
| 連続増配年 | – |
テレダイン・テクノロジーズの業績は?
業績は主に売上高と営業利益、粗利率からわかります。
売上高と営業利益は高くいほど、また成長しているほど良いです。粗利率は高いほど安定して稼げる事業であることを示しています。
一株利益が高いほど株主が投資する価値も高く、自己資本利益率が高いほど投資された資金をもとに効率よく稼いでいることがわかります。
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万ドル) | 1644 | 1942 | 2127 | 2338 | 2394 | 2298 | 2150 | 2604 | 2902 | 3163 | 3111 |
| 営業利益(百万ドル) | 179 | 227 | 243 | 240 | 295 | 281 | 254 | 336 | 417 | 491 | 470 |
| 粗利率(%) | 30.2 | 33.5 | 35.2 | 35.9 | 37.9 | 37.9 | 38.7 | 38.1 | 38.3 | 39.3 | 38.4 |
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一株利益(EPS)(ドル) | 3.27 | 6.84 | 4.39 | 4.87 | 5.75 | 5.44 | 5.37 | 6.26 | 9.01 | 10.73 | 10.21 |
| 自己資本利益率(ROE)(%) | 16.59 | 28.91 | 15.43 | 14.12 | 15.02 | 14.13 | 13.17 | 12.98 | 15.98 | 16.27 | 13.78 |
テレダイン・テクノロジーズのキャッシュフローは?
事業の規模や拡大、縮小傾向はキャッシュフロー、すなわちお金の流れがどれだけ大きいかからわかります。
キャッシュフローは金額が高く、また売り上げに対する割合が高いほど効率的に稼いでいることがわかります。
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF(百万ドル) | 142 | 216 | 190 | 204 | 287 | 210 | 317 | 374 | 446 | 482 | 550 |
| フリーCF(百万ドル) | 110 | 175 | 124 | 132 | 244 | 163 | 229 | 316 | 360 | 393 | 475 |
| 売上に対する営業CFの割合 | 8.63747 | 11.1226 | 8.93277 | 8.72541 | 11.9883 | 9.13838 | 14.7442 | 14.3625 | 15.3687 | 15.2387 | 17.6792 |
テレダイン・テクノロジーズのバランスシートの健全性は?
バランスシートが健全なのか、つまり負債等が事業継続の障害にならないかは流動比率や負債比率からわかります。
流動比率は1以上なら1年以内の支払いに問題ないことを示し、負債比率は低いほど返済不履行になる恐れが低いです。
しかし、成長を続けていたり顧客からの支払いが滞る可能性が低い事業なら流動比率1以下でも問題なく、負債比率が高くても増えていっていなければ効率よく負債を利益に変えているとも言えます。
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 流動比率 (流動負債に対する流動資産の倍率) | 1.90 | 1.80 | 1.83 | 1.91 | 1.75 | 2.10 | 1.69 | 1.87 | 1.55 | 1.72 | 2.29 |
| 負債比率 (自己資本に対する負債の倍率) | 0.34 | 0.32 | 0.48 | 0.37 | 0.43 | 0.57 | 0.33 | 0.55 | 0.27 | 0.32 | 0.29 |
テレダイン・テクノロジーズの配当や自社株買いの推移と株価チャートは?
企業が株主還元に積極的かどうかは配当による直接的な還元や自社株買いによる株価押し上げの傾向からわかります。
配当や自社株買いを安定的に行っているほど株主への還元意識が高いと言えます。
配当利回りだけでなく、自社株買いによる還元も合わせて見るとその銘柄の実質的な利回りがわかります。
ただし、配当性向が80%以上など高くなりすぎると無理をしている状態になり将来の減配の恐れがあります。
また、利益を次の投資に使い事業を拡大し続けて株価を上げることで株主還元するという方針をとり、配当なしとしている企業もあります。
テレダイン・テクノロジーズは無配です。
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