米株erです。
今回はヴァージン ギャラクティック ホールディングス(SPCE)の業績・配当をグラフ化し掲載します。最後にリアルタイムの株価チャートも掲載します。
私たちは、民間人や研究者のための有人宇宙飛行を開拓する垂直統合型の航空宇宙企業であり、先進的な航空・宇宙機器の製造企業でもあります。当社独自の再利用可能な技術を使用し、ヴァージンブランドの独特な顧客体験に支えられて、当社が「未来の宇宙飛行士」と呼ぶお客様に、数日間にわたるユニークで変化に富んだ体験を提供するための宇宙飛行システムを開発しています。これは、ニューメキシコ州のスペースポート・アメリカから打ち上げられる、宇宙からの地球の眺めと数分間の無重力状態を含む宇宙飛行でクライマックスを迎えます。私たちは、現代における最もエキサイティングで重要な機会のひとつが、宇宙の商業的探査と、将来的に地球上を移動する方法を変える技術の開発にあると信じています。私たちは共に、宇宙へのアクセスを開放し、世界を良い方向に変えていきます。
過去10年間、いくつかのトレンドが重なり、商業宇宙産業を活性化させてきました。急速に進歩する技術、コストの削減、技術へのアクセスを向上させるオープンイノベーションモデル、そして資本の利用可能性の拡大が、商業宇宙市場の著しい成長をもたらしました。私たちは、宇宙を探査し、宇宙関連の能力を育成して収益化することは、経済的価値と将来の成長を生み出す大きな可能性を秘めていると考えています。さらに、私たちはこのような業界のトレンドの中心に位置しており、宇宙への旅を夢見る世界中の幅広い人々に有人宇宙飛行を提供することで、これらのトレンドを活用できる立場にあると考えています。
Form10-Kから引用・翻訳
このヴァージン ギャラクティック ホールディングスについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
ヴァージン ギャラクティック ホールディングスはどんな会社?
ヴァージン ギャラクティック ホールディングスの基本情報は以下の通りです。
| 会社名 | Virgin Galactic Holdings, Inc. ヴァージン ギャラクティック ホールディングス |
| ティッカー | SPCE |
| セクター | 資本財・サービス |
| サブセクター(インダストリー) | 航空宇宙・防衛 |
| 本社所在地 | 166 N Roadrunner Pkwy Ste 1C, Las Cruces, NEW MEXICO, US |
| 社員数 | 721人 |
| 取引市場・採用指標 | NYSE: SPCE |
| 決算月 | 12月 |
| 連続増配年 | – |
ヴァージン ギャラクティック ホールディングスの業績は?
業績は主に売上高と営業利益、粗利率からわかります。
売上高と営業利益は高くいほど、また成長しているほど良いです。粗利率は高いほど安定して稼げる事業であることを示しています。
一株利益が高いほど株主が投資する価値も高く、自己資本利益率が高いほど投資された資金をもとに効率よく稼いでいることがわかります。

| 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | 2020-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万ドル) | – | – | – | – | – | – | – | – | 4 | 0 | 0 |
| 営業利益(百万ドル) | – | – | – | – | – | – | – | -1 | -213 | -275 | -275 |
| 粗利率(%) | – | – | – | – | – | – | – | – | 47 | 27.3 | 27.3 |

| 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | 2020-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一株利益(EPS)(ドル) | – | – | – | – | – | – | – | -0.71 | -1.09 | -1.25 | -1.25 |
| 自己資本利益率(ROE)(%) | – | – | – | – | – | – | – | -0.12 | -36.76 | -48.32 | -48.32 |
ヴァージン ギャラクティック ホールディングスのキャッシュフローは?
事業の規模や拡大、縮小傾向はキャッシュフロー、すなわちお金の流れがどれだけ大きいかからわかります。
キャッシュフローは金額が高く、また売り上げに対する割合が高いほど効率的に稼いでいることがわかります。

| 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | 2020-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF(百万ドル) | – | – | – | – | – | – | – | -1 | -204 | -233 | -233 |
| フリーCF(百万ドル) | – | – | – | – | – | – | – | -1 | -223 | -250 | -250 |
| 売上に対する営業CFの割合 | – | – | – | – | – | – | – | – | -5100 | -inf | -inf |
ヴァージン ギャラクティック ホールディングスのバランスシートの健全性は?
バランスシートが健全なのか、つまり負債等が事業継続の障害にならないかは流動比率や負債比率からわかります。
流動比率は1以上なら1年以内の支払いに問題ないことを示し、負債比率は低いほど返済不履行になる恐れが低いです。
しかし、成長を続けていたり顧客からの支払いが滞る可能性が低い事業なら流動比率1以下でも問題なく、負債比率が高くても増えていっていなければ効率よく負債を利益に変えているとも言えます。

| 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | 2020-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 流動比率 (流動負債に対する流動資産の倍率) | – | – | – | – | – | – | – | 0.87 | 4.63 | 6.33 | 6.33 |
| 負債比率 (自己資本に対する負債の倍率) | – | – | – | – | – | – | – | – | 0.05 | 0.04 | 0.04 |
ヴァージン ギャラクティック ホールディングスの配当や自社株買いの推移と株価チャートは?
企業が株主還元に積極的かどうかは配当による直接的な還元や自社株買いによる株価押し上げの傾向からわかります。
配当や自社株買いを安定的に行っているほど株主への還元意識が高いと言えます。
配当利回りだけでなく、自社株買いによる還元も合わせて見るとその銘柄の実質的な利回りがわかります。
ただし、配当性向が80%以上など高くなりすぎると無理をしている状態になり将来の減配の恐れがあります。
また、利益を次の投資に使い事業を拡大し続けて株価を上げることで株主還元するという方針をとり、配当なしとしている企業もあります。
ヴァージン ギャラクティック ホールディングスは無配です。




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