米株erです。
先日ポートフォリオ入りしたニオ(NIO)が11/17に2020 3Q決算を発表しまし、内容は好調でした。遅ればせながら決算内容を公式HPなどの情報からまとめたいと思います。

2020 3Q業績とこれまでの推移
まずは2020 3Q(2020-09月期)の売上高、営業利益、粗利率と、これまでの推移を見てみましょう。

2019-09 | 2019-12 | 2020-03 | 2020-06 | 2020-09 | |
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売上高(百万元) | 1837 | 2848 | 1372 | 3719 | 4526 |
営業利益(百万元) | -2409 | -2826 | -1570 | -1160 | -946 |
粗利率(%) | -12.08 | -8.92 | -12.17 | 8.42 | 12.95 |
売上高は前年同期比+146.4%、前期比+21.7%と順調です。営業利益は赤字が続いていますが、減少傾向が続いており、何より粗利率が2期前までマイナスだったのが12.95%まで上昇してきています。
このままの傾向が続けば数期先には黒字転換できる可能性があり、見通しが明るくなってきています。
売り上げの源泉である車両販売数の推移は以下の通りです。
販売台数は増加傾向にあります。車両販売による売り上げが42億6680万人民元ということで、売り上げのほとんどを占めています。NIOは定額サポートによる継続的な収入を得るビジネスモデルを目指していますが、現状は車両販売台数が業績に直結しています。
CEOウィリアム・ビン・リーのコメント
CEOウィリアム・ビン・リーのコメントでは生産能力の引き上げにより2020 4Qには16,500〜17,000台の車両を納車する予定であることを述べていました。
今後の見通しとしても「当社の注文増加の勢いは着実に続いており、ブランド認知度の拡大、ユーザーベースの拡大、販売ネットワークの拡大、そして最も重要なのは魅力的な製品とテクノロジーです。一方、運用効率、キャッシュフロー、バランスシートの継続的な改善により、将来の持続可能な成長とテクノロジーへの決定的な投資の確固たる基盤が築かれました。」と語っており、着実に成長を続けているようです。
今後の見通し
2020 4Qでは以下の通り予測されています。
- 車両販売数:16,500~17,000台(3Qの35.2%~39.3%増)
- 売り上げ:6,258.7百万人民元~6,4,35.8百万人民元(3Qの38.3%~42.2%増)
以上のように、売り上げの伸びが予測されるうえ、粗利率も改善傾向にあり、黒字化に向けて着実に成長を続けているようです。
米株erとしては短期売買もありうる銘柄でしたが、中長期的に保持していけそうです。
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