過去のデータから見て、米国株は年始に高騰するのか?

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経済の動き

米株erです。

米国株に年末年始のご祝儀相場のようなものはあるのでしょうか。
クリスマスまでの間に税金対策等でポジション調整が行われることが多いため、クリスマスまで株が売られ、その反動で年末から年始に買われるという傾向は、日本も米国もあるようです。

ただし、ご祝儀相場は短期的なものです。1日の中で取引するデイトレーダーには有効なタイミングかもしれませんが、私のようなサラリーマンには短期売買の時間を作るのが難しいため、必然的に中長期の取引となり、あまり参考できない動きになります。

では、もう少し長い期間で見た場合に見られる年末年始の傾向はあるのでしょうか。
以下は2001年以降のダウ平均の年末終値を基準とした年末年始の騰落率です。(縦に引いた線が年末)
例えば、年末終値が1000ドルで、1/3の終値が1100ドルなら1/3は10%にプロットされます。

年末年始のダウ平均変動率(年末Close基準)

赤線の2019年のみ、2018/12/21の終値を基準としていますが、こう見ても12月の下落率は非常に大きいものであることがわかります。

全体として年末年始の傾向は?とみても、その年によって異なり、大きな傾向はみられません。
この中で比較的近い動きをしている2003年の値動きは以下のようになっています。

2003年の年末年始のダウ平均推移

12/27に最安値を付けた後、年末から年始にかけて1/14まで上昇し、その後また下落に転じています。
この場合は、年末年始のご祝儀相場が下落に対するいったんの調整となったようです。

2003年はイラク戦争開始の年であり、1/16に化学兵器搭載用ミサイル12基が発見されるなど、次々と戦争に向けた動きがあり、3/19に開戦しています。その後、5月の大規模戦闘終結からフセイン大統領を拘束した12/13までが主なイラク戦争の期間となりますが、開戦直前まで下落した後、株価は継続的に上昇しました。

2003年のダウ平均推移

今はイラク戦争とは違い、米中の貿易戦争となっていますので、状況が異なります。しかし、米中の貿易戦争が収束に向かえば好調な消費を反映して、これまでの下落を帳消しにする上昇もありうると考えられます。

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