米株erです。
今回はエア リース（AL）の業績・配当をグラフ化し掲載します。最後にリアルタイムの株価チャートも掲載します。
Air Lease Corpは、米国に本社を置く航空機リース会社である。米国に本拠を置くが、収益の大半を欧州地域から得ている。ボーイング社やエアバス社などの有名メーカーから航空機を購入し、世界中の航空会社にリースしています。同社の航空機には、単一通路の狭胴式ジェット機と単一通路の広胴式ジェット機の2種類があります。同社の主な収益源は、航空機のリースと、投資家や航空機ポートフォリオの所有者へのフリートマネジメントサービスの提供にあります。
Wikipediaから引用・翻訳
このエア リースについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
エア リースはどんな会社？
エア リースの基本情報は以下の通りです。
| 会社名 | Air Lease Corp エア リース |
| ティッカー | AL |
| セクター | 工業用 |
| サブセクター（インダストリー） | レンタル＆リースサービス |
| 設立年 | 2010年 |
| 本社所在地 | 2000 Avenue of the Stars Ste 1000N, Los Angeles, CALIFORNIA, US |
| 社員数 | 87人 |
| 取引市場・採用指標 | NYSE: AL (Class A) Russell 1000 Component |
| 決算月 | 12月 |
| 連続増配年 | 9年 |
エア リースの業績は？
業績は主に売上高と営業利益、粗利率からわかります。
売上高と営業利益は高くいほど、また成長しているほど良いです。粗利率は高いほど安定して稼げる事業であることを示しています。
一株利益が高いほど株主が投資する価値も高く、自己資本利益率が高いほど投資された資金をもとに効率よく稼いでいることがわかります。
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高(百万ドル) | – | 333 | 646 | 859 | 1050 | 1223 | 1419 | 1516 | 1680 | 2017 | 2075 |
| 営業利益(百万ドル) | – | 137 | 341 | 486 | 615 | 731 | 866 | 897 | 983 | 1170 | 1182 |
| 粗利率(%) | – | 100 | 66.5 | 67.4 | 68 | 67.5 | 68.1 | 66.5 | 65.4 | 65.2 | 63.1 |
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一株利益（EPS）(ドル) | – | 0.59 | 1.28 | 1.80 | 2.38 | 2.34 | 3.44 | 6.82 | 4.60 | 5.09 | 4.88 |
| 自己資本利益率（ROE）(%) | – | 2.45 | 5.85 | 7.84 | 9.67 | 8.75 | 11.71 | 20.14 | 11.44 | 11.03 | 9.7 |
エア リースのキャッシュフローは？
事業の規模や拡大、縮小傾向はキャッシュフロー、すなわちお金の流れがどれだけ大きいかからわかります。
キャッシュフローは金額が高く、また売り上げに対する割合が高いほど効率的に稼いでいることがわかります。
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF(百万ドル) | – | 267 | 491 | 654 | 769 | 840 | 1020 | 1060 | 1254 | 1392 | 1139 |
| フリーCF(百万ドル) | – | -2710 | -1901 | -1629 | -1640 | -2066 | -1973 | -1864 | -2522 | -3447 | -1216 |
| 売上に対する営業CFの割合 | – | 80.1802 | 76.0062 | 76.135 | 73.2381 | 68.6836 | 71.8816 | 69.9208 | 74.6429 | 69.0134 | 54.8916 |
エア リースのバランスシートの健全性は？
バランスシートが健全なのか、つまり負債等が事業継続の障害にならないかは流動比率や負債比率からわかります。
流動比率は1以上なら1年以内の支払いに問題ないことを示し、負債比率は低いほど返済不履行になる恐れが低いです。
しかし、成長を続けていたり顧客からの支払いが滞る可能性が低い事業なら流動比率1以下でも問題なく、負債比率が高くても増えていっていなければ効率よく負債を利益に変えているとも言えます。
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 流動比率 （流動負債に対する流動資産の倍率） | – | 6.92 | 8.81 | 10.25 | 7.48 | 5.68 | 6.10 | 6.00 | 5.52 | 3.64 | 7.15 |
| 負債比率 （自己資本に対する負債の倍率） | – | 1.19 | 1.88 | 2.32 | 2.42 | 2.55 | 2.58 | 2.35 | 2.40 | 2.41 | 2.54 |
エア リースの配当や自社株買いの推移と株価チャートは？
企業が株主還元に積極的かどうかは配当による直接的な還元や自社株買いによる株価押し上げの傾向からわかります。
配当や自社株買いを安定的に行っているほど株主への還元意識が高いと言えます。
配当利回りだけでなく、自社株買いによる還元も合わせて見るとその銘柄の実質的な利回りがわかります。
ただし、配当性向が80%以上など高くなりすぎると無理をしている状態になり将来の減配の恐れがあります。
また、利益を次の投資に使い事業を拡大し続けて株価を上げることで株主還元するという方針をとり、配当なしとしている企業もあります。
| 2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一株配当（ドル） | – | – | – | 0.10 | 0.13 | 0.17 | 0.23 | 0.33 | 0.43 | 0.54 | 0.60 |
| 配当性向（%） | – | – | – | 4.6 | 5.2 | 7.1 | 6.1 | 8.6 | 5.2 | 10.5 | 12.3 |
| 増配率（%） | – | – | – | – | 30 | 30.7692 | 35.2941 | 43.4783 | 30.303 | 25.5814 | 11.1111 |
| 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 配当金合計（百万ドル） | 16.0 | 21.0 | 31.0 | 42.0 | 70.0 | 81.0 |
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