米株erです。
今回はボストン ビア A(SAM)の業績・配当をグラフ化し掲載します。最後にリアルタイムの株価チャートも掲載します。
ボストンビール株式会社(以下「ボストンビール」または「当社」といいます。(以下「ボストンビール」または「当社」)は、高級アルコール飲料会社であり、米国最大級のクラフトビールメーカーです。2019年度、ボストンビールは約530万樽の自社製品を販売しました。当社のブランドには、Samuel Adams®、Twisted Tea®、Truly Hard Seltzer®、Angry Orchard® Hard Cider、Dogfish Head® Craft Brewery、Wild Leaf® Hard Tea、Tura® Alcoholic Kombuchaなどの地ビールブランドがあります。
ボストンビールは、麦芽飲料、ハードセルツァー、ハードサイダーなどのアルコール飲料を、当社所有の醸造所とそのシダリーで生産しており、その他の醸造所では契約により生産しています。当社が所有する4つの主要な醸造所は、生産と研究開発に重点を置いており、マサチューセッツ州ボストン(以下「ボストン醸造所」)、オハイオ州シンシナティ(以下「シンシナティ醸造所」)、デラウェア州ミルトン(以下「ミルトン醸造所」)、ペンシルバニア州ブレイングスビル(以下「ペンシルバニア醸造所」)にある醸造所が含まれています。これらの醸造所は、ペンシルバニア醸造所を除き、敷地内に小売販売用のタップルームを有しています。当社はミルトン醸造所で少量の蒸留酒を生産しています。
また、当社は5つの小規模な地ビール醸造所を所有しており、主にタップルームやギフトショップでの小売販売、レストラン活動、革新的で伝統的なビールの開発、場合によっては、それぞれの地域の市場での生ビールやパッケージのアカウントをサポートすることに重点を置いています。これらの地ビール醸造所は、マサチューセッツ州ボストン(「Samuel Adams Boston Downtown Tap Room」)、デラウェア州レホボス(「Dogfish Head Brewing and Eats」)、カリフォルニア州ロサンゼルス(「Angel City Brewery」)、フロリダ州マイアミ(「Concrete Beach Brewery」)、ニューヨーク州ブルックリン(「Coney Island Brewery」)にあります。
また、当社はニューヨーク州ウォルデンにあるリンゴの果樹園とサイダリー、デラウェア州レホボスにあるレストラン(「チェサピーク&メイン」)、デラウェア州ルーズにあるブティックイン(「ドッグフィッシュイン」)を所有しています。
このボストン ビア Aについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
ボストン ビア Aはどんな会社?
ボストン ビア Aの基本情報は以下の通りです。
会社名 | Boston Beer Inc Class A ボストン ビア A |
ティッカー | SAM |
セクター | 生活必需品 |
サブセクター(インダストリー) | 飲料メーカー |
本社所在地 | 1 Design Center Pl Ste 850, Boston, MASSACHUSETTS, US |
社員数 | 2128人 |
取引市場・採用指標 | NYSE: SAM |
決算月 | 12月 |
連続増配年 | – |
ボストン ビア Aの業績は?
業績は主に売上高と営業利益、粗利率からわかります。
売上高と営業利益は高くいほど、また成長しているほど良いです。粗利率は高いほど安定して稼げる事業であることを示しています。
一株利益が高いほど株主が投資する価値も高く、自己資本利益率が高いほど投資された資金をもとに効率よく稼いでいることがわかります。
2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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売上高(百万ドル) | 464 | 513 | 580 | 739 | 903 | 960 | 906 | 863 | 996 | 1250 | 1577 |
営業利益(百万ドル) | 81 | 84 | 96 | 115 | 148 | 156 | 137 | 118 | 117 | 146 | 223 |
粗利率(%) | 55.3 | 55.5 | 54.3 | 52.1 | 51.5 | 52.3 | 50.7 | 52.1 | 51.4 | 49.1 | 47 |
2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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一株利益(EPS)(ドル) | 3.52 | 4.81 | 4.39 | 5.18 | 6.69 | 7.25 | 6.79 | 8.09 | 7.82 | 9.16 | 13.99 |
自己資本利益率(ROE)(%) | 29.6 | 37.71 | 27.67 | 25.73 | 24.58 | 21.93 | 19.24 | 22.77 | 20.97 | 18.4 | 21.12 |
ボストン ビア Aのキャッシュフローは?
事業の規模や拡大、縮小傾向はキャッシュフロー、すなわちお金の流れがどれだけ大きいかからわかります。
キャッシュフローは金額が高く、また売り上げに対する割合が高いほど効率的に稼いでいることがわかります。
2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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営業CF(百万ドル) | 68 | 73 | 95 | 100 | 141 | 169 | 154 | 136 | 163 | 178 | 244 |
フリーCF(百万ドル) | 54 | 53 | 29 | -1 | -11 | 94 | 104 | 103 | 108 | 85 | 118 |
売上に対する営業CFの割合 | 14.6552 | 14.23 | 16.3793 | 13.5318 | 15.6146 | 17.6042 | 16.9978 | 15.759 | 16.3655 | 14.24 | 15.4724 |
ボストン ビア Aのバランスシートの健全性は?
バランスシートが健全なのか、つまり負債等が事業継続の障害にならないかは流動比率や負債比率からわかります。
流動比率は1以上なら1年以内の支払いに問題ないことを示し、負債比率は低いほど返済不履行になる恐れが低いです。
しかし、成長を続けていたり顧客からの支払いが滞る可能性が低い事業なら流動比率1以下でも問題なく、負債比率が高くても増えていっていなければ効率よく負債を利益に変えているとも言えます。
2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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流動比率 (流動負債に対する流動資産の倍率) | 1.55 | 1.88 | 1.83 | 1.57 | 1.88 | 2.01 | 1.98 | 1.65 | 1.92 | 1.21 | 1.72 |
負債比率 (自己資本に対する負債の倍率) | – | – | – | – | – | – | – | – | – | 0.07 | 0.07 |
ボストン ビア Aの配当や自社株買いの推移と株価チャートは?
企業が株主還元に積極的かどうかは配当による直接的な還元や自社株買いによる株価押し上げの傾向からわかります。
配当や自社株買いを安定的に行っているほど株主への還元意識が高いと言えます。
配当利回りだけでなく、自社株買いによる還元も合わせて見るとその銘柄の実質的な利回りがわかります。
ただし、配当性向が80%以上など高くなりすぎると無理をしている状態になり将来の減配の恐れがあります。
また、利益を次の投資に使い事業を拡大し続けて株価を上げることで株主還元するという方針をとり、配当なしとしている企業もあります。
ボストン ビア Aは無配です。
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