米株erです。
今回はフロントドア(FTDR)の業績・配当をグラフ化し掲載します。最後にリアルタイムの株価チャートも掲載します。
Frontdoorは、American Home Shield、HSA、OneGuard、Landmarkのブランドで運営されている米国最大のホームサービスプランのプロバイダーです。当社のホームサービスプランは、お客様が自宅を維持し、必要不可欠なホームシステムや家電製品の予期せぬ故障や高額な費用からお客様を守るためのお手伝いをしています。当社はお客様と緊密かつ頻繁に連絡を取り合いながら、年間400万件以上の住宅所有者からのサービス依頼に対応しており、約17,000社の資格を持つ専門業者の全国ネットワークを活用しています。当社の専門工事業者ネットワークへの価値提案は、お客様に当社の膨大な仕事量へのアクセスを提供することで、お客様の財務および人的資源の管理能力を強化しながら、お客様の事業活動を拡大することです。当社は、大量のサービス依頼の結果として大きな規模の経済を実現しており、当社の高度な顧客・請負業者中心の技術プラットフォーム、拡大する独立請負業者ネットワーク、既存の顧客基盤、交換部品、家電製品、ホームシステムの購買力、ホームサービス市場に関する豊富な歴史と深い理解を活用して、当社のコアとなるホームサービスプラン事業の持続的な成長を生み出すとともに、2019年に「キャンドゥ」というブランド名で立ち上げた新たなオンデマンドホームサービス事業を展開していきたいと考えています。また、2019年には、Streem, Inc. (以下「Streem」)は、拡張現実、コンピュータビジョン、機械学習を利用して、ホームサービスの専門家がより迅速かつ正確に故障を診断し、修理を完了するのを支援するテクノロジースタートアップです。
当社は、50州すべてとコロンビア特別区で年間200万人以上のお客様にサービスを提供しています。当社のホーム・サービス・プランのお客様は、電気、配管、セントラル空調システム、給湯器、冷蔵庫、食器洗浄機、レンジ/オーブン/調理台、電子機器、プール、スパ、ポンプなど、最大21のホーム・システムや家電製品の主要コンポーネントの修理または交換をカバーする年間サービス・プラン契約に加入しています。製品の故障は、家庭内で最も重要で複雑なアイテムであるため、お客様の心情的にも金銭的にも大きな問題を引き起こす可能性があります。主要な家電製品や家庭用システムの故障には高額な費用がかかる可能性があること、資格を持った修理専門家を審査して雇う必要があること、そして一般的にサービスの正式な保証がないことを考えると、お客様は当社のホームサービスプランが提供する安心感、利便性、修理の専門知識、サービスの保証に高い価値を置いていると言えます。住宅がますます複雑化し、接続性が高まっている中、当社は、製品のアップグレードとチャネルの多様化の両方を通じて革新を行うことで、ホームサービスプランのカテゴリーとそのカテゴリーでのシェアを拡大することができました。
当社のサービスプランは、予期せぬ高額な住宅修理からの経済的保護を求める米国の住宅所有者や、資格を持った経験豊富な専門家やサービス保証を提供するホームサービスプロバイダーを1社に絞ることの利便性を求める米国の住宅所有者にアピールしています。当社の多面的な価値提案は、住宅価格、所得水準、地理的位置、年齢に関係なく、幅広い顧客層に響いています。私たちは、パートナーの不動産仲介業者を介して、広告やマーケティングによって直接私たちの直接消費者( “DTC”)チャネルを介してお客様を獲得しています。当社の強力な顧客価値提案の結果、2019年の当社の収益の68%は、過去の平均に沿った経常的なものであり、当社の収益の一貫性と予測可能性を推進しています。さらに、当社の在宅サービスプランの顧客の大多数は、年間ベースで自動的に更新しています。
Form 10-Kから引用・翻訳
このフロントドアについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
フロントドアはどんな会社?
フロントドアの基本情報は以下の通りです。
会社名 | Frontdoor Inc フロントドア |
ティッカー | FTDR |
セクター | 一般消費財・サービス |
サブセクター(インダストリー) | 個人向けサービス |
本社所在地 | 150 Peabody Pl, Memphis, TENNESSEE, US |
社員数 | 2300人 |
取引市場・採用指標 | NASDAQ: FTDR |
決算月 | 12月 |
連続増配年 | – |
フロントドアの業績は?
業績は主に売上高と営業利益、粗利率からわかります。
売上高と営業利益は高くいほど、また成長しているほど良いです。粗利率は高いほど安定して稼げる事業であることを示しています。
一株利益が高いほど株主が投資する価値も高く、自己資本利益率が高いほど投資された資金をもとに効率よく稼いでいることがわかります。

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
売上高(百万ドル) | – | – | – | – | – | 917 | 1020 | 1157 | 1259 | 1365 | 1451 |
営業利益(百万ドル) | – | – | – | – | – | 185 | 194 | 239 | 214 | 262 | 234 |
粗利率(%) | – | – | – | – | – | 49.1 | 48.4 | 49.1 | 45.4 | 49.7 | 49.5 |

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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一株利益(EPS)(ドル) | – | – | – | – | – | 1.42 | 1.46 | 1.89 | 1.47 | 1.80 | 1.51 |
自己資本利益率(ROE)(%) | – | – | – | – | – | – | 22.14 | 20.15 | 78.62 | – | – |
フロントドアのキャッシュフローは?
事業の規模や拡大、縮小傾向はキャッシュフロー、すなわちお金の流れがどれだけ大きいかからわかります。
キャッシュフローは金額が高く、また売り上げに対する割合が高いほど効率的に稼いでいることがわかります。

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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営業CF(百万ドル) | – | – | – | – | – | 135 | 155 | 194 | 189 | 200 | 200 |
フリーCF(百万ドル) | – | – | – | – | – | 128 | 144 | 179 | 162 | 178 | 167 |
売上に対する営業CFの割合 | – | – | – | – | – | 14.7219 | 15.1961 | 16.7675 | 15.0119 | 14.652 | 13.7836 |
フロントドアのバランスシートの健全性は?
バランスシートが健全なのか、つまり負債等が事業継続の障害にならないかは流動比率や負債比率からわかります。
流動比率は1以上なら1年以内の支払いに問題ないことを示し、負債比率は低いほど返済不履行になる恐れが低いです。
しかし、成長を続けていたり顧客からの支払いが滞る可能性が低い事業なら流動比率1以下でも問題なく、負債比率が高くても増えていっていなければ効率よく負債を利益に変えているとも言えます。

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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流動比率 (流動負債に対する流動資産の倍率) | – | – | – | – | – | – | 0.93 | 1.05 | 0.96 | 1.27 | 1.51 |
負債比率 (自己資本に対する負債の倍率) | – | – | – | – | – | – | 0.02 | – | – | – | – |
フロントドアの配当や自社株買いの推移と株価チャートは?
企業が株主還元に積極的かどうかは配当による直接的な還元や自社株買いによる株価押し上げの傾向からわかります。
配当や自社株買いを安定的に行っているほど株主への還元意識が高いと言えます。
配当利回りだけでなく、自社株買いによる還元も合わせて見るとその銘柄の実質的な利回りがわかります。
ただし、配当性向が80%以上など高くなりすぎると無理をしている状態になり将来の減配の恐れがあります。
また、利益を次の投資に使い事業を拡大し続けて株価を上げることで株主還元するという方針をとり、配当なしとしている企業もあります。
フロントドアは無配です。
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