米株erです。
今回はカーライル・グループ(CG)の業績・配当をグラフ化し掲載します。最後にリアルタイムの株価チャートも掲載します。
当事務所は、世界最大級かつ最も多様性に富んだグローバルな投資会社の一つです。当社は、プライベート・エクイティ、クレジット、エネルギー・電力、不動産、インフラストラクチャーなどのプライベート・キャピタルの資産クラスに主に投資している様々な投資ファンドやその他の投資ビークルにアドバイスを提供しています。当事務所のチームは、様々な業界、地域、資産クラス、投資戦略に投資し、投資サイクルを通じて投資家の皆様に魅力的なリターンを提供することを目指しています。1987年にワシントンD.C.で設立されて以来、当社は2019年12月31日現在、AUMで2,240億ドル以上を運用するまでに成長しました。6大陸にまたがる32のオフィスに671名の投資専門家を含む1,775名以上の従業員を擁し、94カ国から2,600名以上のアクティブなキャリーファンド投資家にサービスを提供しています。当社のコーポレート・プライベート・エクイティ(「CPE」)および不動産セグメント全体では、2019年12月31日現在、950,000人以上の従業員を雇用する267社のアクティブなポートフォリオ企業に投資しています。一般的に、当社のプラットフォーム全体では、同業他社の多くよりも多くの投資専門家、オフィス、投資ファンド、投資先が存在します。当社はこのように当社を構成しており、ファンド投資家の皆様に、個々の投資判断に合わせた多様な商品セットを提供するとともに、グローバルなリーチを持つ深いチームを活用した投資能力を提供しています。このような構造により、当社の事業コストは増加しています。
Form 10-Kから引用・翻訳
このカーライル・グループについて業績、キャッシュフロー、財務健全性、配当などの株主還元のデータをグラフ化し、見てみたいと思います。
カーライル・グループはどんな会社?
カーライル・グループの基本情報は以下の通りです。
会社名 | Carlyle Group カーライル・グループ |
ティッカー | CG |
セクター | 金融 |
サブセクター(インダストリー) | アセットマネジメント |
本社所在地 | C/O The Carlyle Group, 1001 Pennsylvania Avenue, N.W., WASHINGTON, WASHINGTON DC, US |
社員数 | 1775人 |
取引市場・採用指標 | NASDAQ: CG |
決算月 | 12月 |
連続増配年 | – |
カーライル・グループの業績は?
業績は主に売上高と営業利益、粗利率からわかります。
売上高と営業利益は高くいほど、また成長しているほど良いです。粗利率は高いほど安定して稼げる事業であることを示しています。
一株利益が高いほど株主が投資する価値も高く、自己資本利益率が高いほど投資された資金をもとに効率よく稼いでいることがわかります。

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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売上高(百万ドル) | 2799 | 2845 | 3630 | 2984 | 2621 | 2118 | 1537 | 2310 | 1808 | 2703 | 1185 |
営業利益(百万ドル) | 1976 | 2012 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
粗利率(%) | 84.7 | 83.2 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一株利益(EPS)(ドル) | 5.01 | 4.46 | 0.41 | 2.05 | 1.23 | -0.30 | -0.08 | 2.38 | 0.82 | 2.82 | -0.61 |
自己資本利益率(ROE)(%) | 337.52 | 295.11 | 2.17 | 11.02 | 11.11 | -2.97 | 1.55 | 50.82 | 15.24 | 57.14 | -11.55 |
カーライル・グループのキャッシュフローは?
事業の規模や拡大、縮小傾向はキャッシュフロー、すなわちお金の流れがどれだけ大きいかからわかります。
キャッシュフローは金額が高く、また売り上げに対する割合が高いほど効率的に稼いでいることがわかります。

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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営業CF(百万ドル) | 2877 | 2678 | 2028 | 2994 | 2645 | 3903 | -301 | -7 | -344 | 359 | -676 |
フリーCF(百万ドル) | 2797 | 2635 | 1996 | 2965 | 2616 | 3841 | -326 | -41 | -375 | 331 | -724 |
売上に対する営業CFの割合 | 102.787 | 94.1301 | 55.8678 | 100.335 | 100.916 | 184.278 | -19.5836 | -0.30303 | -19.0265 | 13.2815 | -57.0464 |
カーライル・グループのバランスシートの健全性は?
バランスシートが健全なのか、つまり負債等が事業継続の障害にならないかは流動比率や負債比率からわかります。
流動比率は1以上なら1年以内の支払いに問題ないことを示し、負債比率は低いほど返済不履行になる恐れが低いです。
しかし、成長を続けていたり顧客からの支払いが滞る可能性が低い事業なら流動比率1以下でも問題なく、負債比率が高くても増えていっていなければ効率よく負債を利益に変えているとも言えます。

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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流動比率 (流動負債に対する流動資産の倍率) | 1.25 | 1.88 | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
負債比率 (自己資本に対する負債の倍率) | – | – | 13.61 | 20.12 | 24.38 | 35.40 | 16.92 | 9.34 | 10.83 | 11.27 | 3.40 |
カーライル・グループの配当や自社株買いの推移と株価チャートは?
企業が株主還元に積極的かどうかは配当による直接的な還元や自社株買いによる株価押し上げの傾向からわかります。
配当や自社株買いを安定的に行っているほど株主への還元意識が高いと言えます。
配当利回りだけでなく、自社株買いによる還元も合わせて見るとその銘柄の実質的な利回りがわかります。
ただし、配当性向が80%以上など高くなりすぎると無理をしている状態になり将来の減配の恐れがあります。
また、利益を次の投資に使い事業を拡大し続けて株価を上げることで株主還元するという方針をとり、配当なしとしている企業もあります。

2010-12 | 2011-12 | 2012-12 | 2013-12 | 2014-12 | 2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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一株配当(ドル) | – | – | 0.27 | 1.33 | 1.88 | 3.39 | 1.68 | 1.24 | 1.24 | 1.36 | 1.06 |
配当性向(%) | – | – | 65.8 | 146.2 | 78.0 | – | – | 67.8 | 95.8 | 52.7 | – |
増配率(%) | – | – | – | 392.593 | 41.3534 | 80.3191 | -50.4425 | -26.1905 | 0 | 9.67742 | -22.0588 |

2015-12 | 2016-12 | 2017-12 | 2018-12 | 2019-12 | TTM | |
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配当金合計(百万ドル) | 6366.0 | 673.0 | 538.0 | 547.0 | 548.0 | 443.0 |
自社株買い合計(百万ドル) | – | 59.0 | -0.0 | 108.0 | 34.0 | 26.0 |
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